通勤は毎日必ず往復があり、道のりがもし1時間以上あれば、2時間は拘束されることになる。
職場にもよるが、一般的に病院で働く看護師は、定期的に夜勤があり体力も使う。
そんな中で、満員電車に乗る、悪天候で自転車をこぐ、車の長距離運転をするといった活動を要するのであれば、一層、体力消耗に拍車をかけてしまうだろう。
人によっては、暗い夜道を一人で歩いて帰るケースもある。
上記の通勤の在り方は、体調への負荷のみならず、トラブル・事故などを誘発するリスクも高い。
安心・安全・快調な状態で、仕事に取り組むなら、なるべく通勤時間の短縮も考えたい要素といえるだろう。
もちろん、通勤時間を減らせば、プライベートの時間が増えるという恩恵も得られる。
体力を消耗し、疲労が蓄積したまま次のシフトに向かうのはストレスが大きく、パフォーマンスにも悪影響だ。
通勤時間にかけていた分の時間を、休息にあてることができれば、心身状態および仕事の成果の面でもプラスに働くだろう。
また、子育て中の親であれば、子どもと接する時間を増やし、家族との大切な絆を深められる。
加えて、職場が自宅に近ければ、子どもが留守番中で何かあった際にすぐに駆け付けられる。
いつでも安心感を持って、仕事に打ち込めるのは、嬉しいポイントといえるだろう。
このように、看護師は通勤時間が短いほどメリットが大きいのである。
「なかなか休まらない」「時間が足りない」と嘆いている方は、ぜひ看護師の通勤時間の現状と重要性を調べてみてほしい。