看護師は、日常的に体力を使う仕事だ。
そのため、働きながら疲れないよう、通勤手段や通勤時間に気を使うことが大切である。
もし、新たに職場を探す場合は、自身が疲れない通勤範囲を検索条件に設定してリサーチするのが賢明だ。
職場によっては、マイカー通勤が禁止であったり、地域によっては、公共交通機関が不便な立地にあったり場合もあるだろう。
その場合、最寄り駅まで送迎バスが出ているかどうかなどを、しっかりと確認しておこう。
夜勤が発生する病棟勤務の際、公共交通機関が出ていない時間帯に通勤することもあるだろう。
それを考えると、やはり徒歩や自転車および車で通勤できる場所の方が安心だ。
また、仕事終わりで疲労が蓄積したあとは、注意力も散漫してしまうもの。
まさにそのときは、ぼんやりしがちで、通勤中の事故を起こしやすい状況といえる。
急な悪天候に遭遇するケースもあり、自然災害に巻き込まれる危険性も高まると考えられる。
上記を踏まえると、長すぎる通勤時間は、心身の負担になり、事故のリスクも高まることがわかる。
自宅から職場までの通勤時間がストレスになっているなら、転職を考えてみても良いだろう。
とはいえ、実際、職場選びの時点で、通勤時間にさほど重要性を感じない方は多いと思われる。
実際、毎日の通勤のストレスが積み重なれば、いずれ大きな弊害となって現れてくる可能性は高い。
通勤時間は、疲労蓄積や睡眠不足の要因の一つになり得ると断言する。
心身が休まらない状況が続けば、仕事が捗らずミスも増え、ストレスも積み重なり、最終的には体調を崩すことになってしまう。
仕事を包括的にみると、通勤の過程は小さな事柄かもしれない。
それでも、通勤時間の削減で得られる時間は、健やかに働き続ける重要な要素になることは知っておいてほしい。